先決 top priority 2005 11 19
「楽天」には、旧態依然としたテレビ業界の改革を期待していましたが、
こうしたテレビ業界の改革よりも、まず身内の問題を解決すべきです。
この問題を放置していると、楽天グループのイメージ低下になります。
これは、グループにとって、小さな問題と考えている印象がありますが、
大きな堤防も、アリが空けた小さな穴から崩れるという「たとえ」もあります。
テレビ業界を攻める前に、まず身内を固める必要があります。
急がば回れ eile mit Weile 2005 11 17
昨日の共同通社のニュースでは、このようなニュースがありました。
「金融庁は16日、楽天証券に対し、システム障害の再発防止を求める業務改善命令を出した。」
「今年すでに11回の障害を起こしており、システムの管理体制が不十分と判断した。」
こうしたニュースを聞くと、「急がば回れ」という発想も重要ではないかと思います。
とかく、IT企業の経営者は、短期間で業績向上を求めがちです。
しかし、それは、近眼的な経営になると思います。
まるで、「会社を、10年で大きくして、20年で衰退してもよい」という、
「太く短い」会社にしようとしているように見えます。
企業が、ある程度、大きくなったら、「急がば回れ」という発想も必要です。
ちなみに、楽天証券の前身は、DLJディレクトSFG証券でした。
DLJディレクトSFG証券は、どちらかというと、中級者や上級者向けの証券会社で、
マニア向けの証券会社だったと言えるかもしれません。